バードウォッチングのすすめ

筆者がバードウォッチングを始めたのは、社会人になり一眼レフにハマり、カメラの望遠ズームレンズを買ったことがきっかけでした。

もともと自然や生き物が好きで、厳密にいうと大学時代のフィールドワークでバードウォッチングをしたことはあったのですが、当時はそれほど魅力を感じませんでした。

その辺の理由も含めてバードウォッチングについて経験の浅い若造が、今まで感じてきたバードウォッチングについて語ってみようと思います。

バードウォッチングをする理由

人それぞれバードウォッチングをする理由はあると思います。鳥が好き。生き物が好き。写真を撮るのが好き。撮った写真を自慢したい。友達や漫画の影響。お金になる。アウトドアの趣味がしたい。などなど…

筆者は、生き物や自然が子供の頃から好きでしたが、バードウォッチングにハマったのは大人になってから、オオルリという鳥を見たことがきっかけでした。

生き物好きといっておきながら恥ずかしいことですが、あんなにきれいな鳥が日本で見えることを大人になって初めて知りました。

それから身近な公園などで探鳥をはじめると、すぐに20種類くらい見つけることができ、いろんな種類がいて気づいていないだけだったんだと、世界が広がり、童心にかえりワクワクしました。

観察種数が増えたり、珍しい鳥に出会えたりする喜びはコレクション感覚に近いかもしれません。

人それぞれ理由はあると思うのですが、新しいものに出会い、見た目だけでなく、その生態を調べていくことも楽しいので、生涯学習としておすすめです。

図鑑などの情報から、分布や生態を知り、自分の力で見つけられたときはまた格別な喜びがあります。

また比較的静かなところにいる鳥も多いので、森林などで一人になってリラックスしたいという方にもおすすめです。

探鳥は森林や公園などを歩いて行う軽い運動、場合によっては登山のようなハードな運動もできるので体を動かしたい健康面を気遣う大人にもおすすめな趣味です。

たくんたくん
たくんたくん

感覚的には数年前に流行ったポケモンGOみたいな楽しみにも似てるかも

バードウォッチングに必要なものは?

極端なことを言えば特に何もいらないかもしれませんが、道具として双眼鏡があればより鮮明に野鳥を観察することができます。

一般的に8~10倍の倍率の双眼鏡を使用する人が多いです。倍率が高いと目標物は大きく見えますが、視界が狭くなるので、肉眼であたりを付けた場所を探すのが難しいというデメリットがあります。

公園のような場所ではあまり気にする必要はないですが、森林や山地ではフィールドに合わせた服装をしないと虫や植物など思わぬケガをするかもしれません。

山では長袖、長ズボンが無難で、登山靴が必要というわけではありませんが、歩きやすいスニーカー(靴底が薄くないもの)がおすすめです。

渓流や少し草が茂った場所、梅雨時期の泥で足場の悪い場所を歩く際は、長靴があると便利です。

野鳥がよくいる場所は人里から離れており、携帯電話がつながらない地域もあるので、出かける前は家族や友人に知らせておきましょう。

関連して飲食物はフィールドに行く前に自宅から持っていくか、自宅近くのコンビニ等で購入しておくことをおすすめします。必要な時に意外とお店や自販機がない可能性があります。同時にフィールドにトイレがあるのか事前にチェックしておきましょう。

また、観察した野鳥を調べるのに鞄に入る小さめの図鑑があると便利です。小さくても種数が多く詳細に書かれている図鑑もあるので書店やネットでお気に入りを見つけてみてほしいです。

たくんたくん
たくんたくん

結婚前に妻とデートでバードウォッチングしてパンプスで来られたとき困ったなあ…

バードウォッチングのマナーとは?

基本的に自然に暮らす野鳥を覗き見る行為なので、野鳥達に気づかれないよう静かに大きな音を立てずにひっそりと観察する必要があります。

とはいえ鳥の警戒心は強いのでちょっとしたことでこちらに気づくことでしょう。できるだけ長い時間リラックスした野鳥の様子をみるためにも息をひそめ気配を消しましょう。

子育て中の巣を見つけた場合は、そっとその場から立ち去りましょう。見たい気持ちは分かりますが、多くの人が集まると営巣放棄してしまう可能性があります。あくまで筆者の意見ですが、巣の場所が漏洩しないよう立ち去るのがベストだと思います。

野鳥の写真を撮っている人を見つけたら、会釈など静かに挨拶して様子を伺いましょう。撮影中にうかつに話しかけると激怒される可能性があります。

たくさんのウォッチャーやカメラマンがいる場合、中にはめんどくさい人もいるので、休みの日にやっかいな人と関わりたくない方はその場から立ち去ることをおすすめします。

ここ最近で一番重要なのはSNSでのマナーかもしれません。珍しい鳥の場所をうかつに書き込むと数百人の方がフィールドに押し寄せ、土地を管理している人に迷惑がかかり、地域の住民から苦情がきてしまう可能性があります。観察場所はSNSに書き込まないようにしましょう。

たくんたくん
たくんたくん

インコなど鳥を飼ったことのある人は分かると思いますが、警戒してるときよりリラックスしてるときの方が何倍もかわいいですよね

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA